どうも、先月までは調整により魔王を散々使わされたと思ったら、今週からはそれが一体しか使えなくなるという、運営によるユーザーの振り回しGPがまた始まりましたね。
特に今回は比較的高ウェイト帯のウェイト140という事も有り、中々慣れない状況にPT作りの方苦戦してる方多いかもしれません。
というか、自分自身がそうです。
やはり、セオリーが変わるルールだとマッチングが読みにくい初日の状態ではもう何が正しいのか分からなくなってしまいがちですからね。
ただ、それも中間まで差し掛かり環境も安定し出して来たので、やっと私自身のポイントの変動も安定し出して来ました。
ですので、今回はそうなるに至った現在用いてるPT、というかそのPTの中枢を担うある魔王を紹介させて頂きたく思います。
その魔王とは
このマデサゴーラです。
実装時から
加速するゴミ
マサニゴーミ
マサゴミ
散々揶揄されて来た魔王で有り、対人環境においては実装時から1度も日の目を見る事が無かった訳ですが、この前の再調整で付与された特性の神速によってこいつにしか出来ない需要なポストを手にしたと、私は感じました。
この神速、アルシオンが持つ物と一緒で2ラウンド連続確定行動早いなんですが、2年ほど前にアルシオンが会得していた特性が何故そんなヤバいのかというと、マデサゴーラ自体が凍てつく波動を持っているからに他なりません。
このゲームの攻撃技の発動順は、先制技、行動早い、本来の速度順、の大きく分けて3つ有りますが、この3段階の中おいて、それぞれ上に行けば行くほど、高い火力の固有特技はみかわし判定の有る物理技である傾向に有ります。
やはり物理技をというのは必中ではない為、試合展開として
確実に先に動かれて攻撃食らったら負けるけど先制補助のタップダンス張ればみかわし出来る可能性が有る
という勝ち筋を作れるが故に、先制物理の単体火力や行動早いからの?系特化全体斬撃や速度800付近からの高火力乱打は、存在を許されてた訳です。
しかし、先程の神速+凍てつく波動で状況は一変しました。
先制攻撃よりも下位の行動順で有れば、全体のタップダンスや天使の理や軽減バリアを全て剥がした後に、物理だからこそ出し得る高火力を相手に浴びせる事が出来る様になった訳ですからね。
今までバフを確実に剥がせる方法は、先程の3段階で言う所の通常行動順にしか無かったからこそ、速度600前後でのバフ剥がし以降でないと敵に対し壊滅的な火力を与えられないと言うセオリーが有りました。
それを上位の行動早いに持ち込みバフ剥がしのタイミングを1段階上に繰り上げた彼は、文字通り、世界を加速させた様に感じます。
能書きはこの辺にして、実際にその理論を用いて使用してるPTをご紹介します。
こんな感じなんですが、行動順は右から順番に動く様になっています。
アルシオンとマデサの速度関係ですが、そのままだとアルシオンの方が早いので帝王のつるぎを付け素早さを10%下げつつ、マデサには種を素早さ95振って逆転させています。
それにより、クマのLSと帝王のつるぎ効果で攻撃力23%上げつつも、マデサのいてはでタップ等確実に剥がしてから聖魔一閃や一刀両断で1、2体は確実に持って行く事が出来、その直後連携ダメの乗った状態でタイプGの流星を当てれるので、HPUPのLSでない敵だとこの2体でほぼ壊滅します。
基本ムーブとしては上取る前提で
ディアノーグ状態異常で壁剥がし→
マデサ凍てつく波動でバフ剥がし→
アルシオン一刀両断or聖魔一閃→
タイプG流星切り→
クマAI
これで大体終わります。
相手が速度LSやドラパ、壁が居ない場合は更に楽です。
要は、殆どの場合バフを剥がした上で、殆どの場合先制で高火力をぶつけられるので、狙う相手を間違えたり乱打が偏らない限り殆どの場合勝てます。
ただ、上を取れても上記の様には行かない事も2パターン有ります。
まず、パターン1
仁王立ちがディアノーグのみで剥がせない場合です。
防壁ガイアのクジラや、マターPTのてんもんやオーガですね。
その場合の動きは
ディアノーグ眼光→
マデサギラグレイトで壁剥がし→
アルシオンバフ剥がし→
タイプG流星切り→
クマラッシュ
つまり、先程のディアノーグ1手で身代わり仁王を剥がせるパターンから一個ずれて、タイプGとクマがメインアタッカーになる形となります。
大体の場合、壁に防壁付いてる時点で耐久寄りなのでクマより先に動くヤツが居ない分安定しますが、たまに居るエルギオスクジラ相手だとジゴスパかパニダン付いて無いと厳しかったり、ドラパのヒャド盾ヴォルカ、混乱耐性上げ錬金盾持ち☆2以上の宵闇の魔人辺りは、速度帯が早いPTに入って居ても状態異常や輝く息で落とせ無い場合が有り、マデサが仁王剥がしに回るケースも多くなるので、中々処理が難しかったりします。
それと、相手が物質の場合速度を下げてるアルシオンのバフ剥がしが、マジンガとタイプGの2ピオ差で避けられ、かつ、こちらのタイプGが相手のタイプGで落とされる場合が有り、そうなるとほぼ負けます。
次に、パターン2
単純に平均的にこちらより相手PTの方が早い場合でしょうか。
例えば
こう言うPTでしょうか。
こちら誰も動けてないにも関わらずかなり壊滅的な被害を受けます。
ただ、大体こちら2体は相手のクマより早く動けるので
その2体でこちらクマより早い相手クマを落とせれば勝ちです。
落とせなきゃ負けです。
辛うじてほぼ生き残るマデサのマヒャデドスがそう言った相手にはめちゃくちゃ刺さるのでそこが唯一の救いでしょうか。
まぁ結局は、あちらの運ゲー潰しがこちらの運ゲー潰しを潰す為の、運ゲー潰し潰しを通させない為の、運ゲー潰し潰し潰しが出来るかと言う事です。
その為にタイプにグリンガム持たせたり色々しましたが中々難しいです。
速度遅くても上を取れる事を逆手に取ってアルシオンをマデサより遅くしてる分、こう言う上取られた場面でアルシオンやハヌマーン等に弱いです。
ルージュのプリズムレイザーからのマデサやハヌマーンのナズン、ギラグレ、デドス辺りでもこちらのタイプとアルシオン確実に飛びます。
まぁ、ここら辺は様々な運も相まって勝率5割以上はキープ出来るからまだいいものの、問題は先制マソ。
多分、相手4体編成でも負けます。
一応対策としてマデサに光の波動付けましたが、精霊とタップ同時打ちしないとアーロダーティーミストでこちらディアノーグとタイプかアルシオン飛びます。
そこからアタッカー2体で次ラウンドまでに、ガルマ、ダーティー、アーロの3体を落としつつ、かつ、超魔ゾンビが置きザオリクをしないという条件が整って初めて勝てるので、勝率は1、2割くらいですね。
ただ逆に、相手のコマンドが甘くてダーティーショットでディアノーグとか狙って来られたり、アーロ入って無かったりすると8割くらいは勝てるので、結果トントンと言った所でしょうか。
ていうか、ミスト居るのにダーティーでわざわざディアノーグ打ってくるのなんなんですかね。
どちらにせよミストで落ちる気がするので勿体無い様な気がします。
後は、アーロ+ヴォルカ仁王立ちや、ピサロ+ヴォルカ仁王立ちとかも厳しいですね。
要は、ディアノーグが動け無い為マデサが壁剥がし役に徹する形となり、かつ、相手の速度帯がこちらのクマより早い場合ですね。
アルシオンはバフ剥がしの補助に回り、クマの生存率は下がる為、最悪アタッカーがタイプG一体になる可能性が有ります。
上を取を取れれば殆どのPTを壊滅出来て、かつ、殆どのPTの上を取れたとしても、相手が1体こちらの誰よりも早いモンスターが居て2体強力な防御型の補助モンスターが居る様な組み合わせには弱いという感じでしょうか。
まぁアーロにしてもピサロにしても採用する以上は1ラウンドで相手を壊滅状態まで持って行けるPTを組む必要が有るので、そう言ったPTにはヴォルカ投入する余裕が無かったりする為あまりマッチングしません。
そして、凄く当たり前の事ですが、最近特に今週は
アーロピサロ→先制マ素→行動早い→系統速度→速度10%→HP30%→火力オムド→耐久オムド→アーロピサロ…
という形で綺麗に有利不利の相性が行動順になってる様に感じますので、自分のPTの真上に有る速度帯のPTに対しては本当に厳しい様に感じます。
そんな環境において
最近奮起のツメや光の波動配布で勢いを失った先制マソ
マスタードラゴン実装で更に強くなったドラゴンPTと調整により様々な能力を手にし平均速度の上がった魔王が詰め込まれた速度10%PT
この2つに挟まれた
マデサゴーラ最速からのアルシオンタイプG
という編成は現在のマッチングの分布から言うと非常に有利相性を作りやすい行動順帯の編成に感じましたので、もしGPで勝てないと言う方いらっしゃったら試して頂ければ幸いです。
終わります。